レッドオーシャンの泳ぎ方 一案

合格祈願のお菓子は、えらいことになってます。
これぞレッドオーシャン(血の海)という状況になっています。

・ ネスレ:キットカット(きっと勝つと)
・ ロッテ:Toppa(本来の商品名はToppo)
・ 明治:うカール(受かーる)
・ ロッテ:きっちり通る(キシリトール)
・ 亀田製菓:勝ちの種(柿の種)
・ 亀田製菓:合格するぞハッピーターン
・ AGF:勝てオレ(カフェオレ)
・ 日清食品:うカレーめし(カレーメシ)
・ マルちゃん:がんばれ!受験生 麺づくりで点づくり 和風だし醤油味

もちろん、これだけじゃありません。

今や、タブレットや、清涼飲料水も、あれもこれも商品化されています。

こうなると、受験生を応援するネーミング競争は、血の海です。

ちなみに受験生応援で有名な「キットカット」は九州が発祥だそう。
「きっと勝つ」を九州地方の方言でいうと「きっと勝つと」と書かれるのが理由だそうです。
ネスレがそうした消費者の口コミに気付いて、受験生応援キャンペーンの商品化をしたのだそうです。
もう14年前だそうです。
しかし、受験生応援では、明治の『うカール』のほうが古く、
16年前(2001年)から商品化されてるそうですよ。

ビジネス書「ブルーオーシャン戦略」では、
競争の激化している今の市場を
「レッド・オーシャン(血で血を洗う競争激化した領域)」として、
競争のない未開拓市場のことを、
「ブルー・オーシャン(競合相手のいない領域)」
だと紹介しています。

さて、こんなレッドオーシャンを、どう泳ぎきれば勝てるのでしょうか?
ライバルとの激しい競争に勝つためには、どうすれば良いんでしょうか?

私は、それが中小企業であろうと、個人事業だろうと、大企業だろうと、
勝つための「考え方」は、ほとんど変わらないと考えています。

例えば、お菓子の業界であれば、
「ニュートンのリンゴ菓子 落ちたからこそ成功へ!」

実際に、ニュートンが万有引力の法則を発見した時に、目の前にあったりんごの木。
その林檎の木の子孫は、東京大学にあるらしいですよ。
愛知県にも、その同株が存在していますが、あまり有名じゃありません。

そんなりんごのお菓子が出来たら、これは、受験生の中でも浪人生にターゲットを絞った商品ということになります。

うーん。
オヤジギャグ感が強すぎる気もしますが、
パッケージデザインが大きく売上を左右しそうですが、
こんな商品があれば、それなりに売れるような気がしないでもないんです。

これは、「ターゲットを絞る」という手法をつかっています。

このように、レッドオーシャンから勝ち残るためには、
私は、大きく3つの方策があると考えています。
「ターゲットを絞る」というのは、そのうちのひとつの方法だと思うのです。

もちろん、それがヒットすれば、すぐにライバルが参入してきて、
青い海は、あっという間に「血の海」と化すでしょう。

しかし所詮、競争というのは、終わりのない、その繰り返しだと思うのです。

激しい競争から、いかに勝ち残っていくか?
それには、一定のコツがあると思うのです。

 

 

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