株式会社マーケティング・トルネードの佐藤昌弘です。
最初にお伝えしておきます。
このページは、少し説教くさく聞こえるかもしれません。
ですが、誤解してほしくありません。
私は「経営者の本分は業績を上げること」だと強く思っています。
まずは利益を出すこと。それが企業の使命だからです。
ただし、儲けたら終わりではありません。
その先に、もっと大切なものがあると私は確信しています。
起業家が背負う「犠牲」
20年以上、マーケティングと営業のコンサルタントとして起業家を支援してきました。
数多くの成功を間近で見てきたからこそ、わかることがあります。
成功者たちは、必ず何かを犠牲にしています。
友人、家族との時間、健康、睡眠、趣味…。
ときには「幸せそのもの」を削ってまで前に進んでいるのです。
「それがどうした?」
「犠牲なんて当然だ」
そう思う人もいるでしょう。
実際、犠牲なしで成功できるほど世の中は甘くありません。
それでも起業家は進みます。
なぜか?
胸の奥からこみ上げてくる、抑えきれない衝動があるからです。
起業家とは、そういう生き物なのです。
「儲かる」と「良くなる」は違う
問題は、その衝動が暴走するときです。
私はこう考えます。
「儲かる」と「良くなる」は違う、と。
「儲かる」は、流行のノウハウや一時的な戦術で得られる成果に近い。
一方で「良くなる」は、その人の持ち味を活かし、本質的に会社が成長していくこと。
それは「キレイになる」と「似合う」の違いに似ています。
小手先で整えるのではなく、個性を輝かせ、本来の魅力を引き出すこと。
私は、その「良くなる」を目標にすべきだと信じています。
起業家の「獣性」とその根っこ
稲盛和夫さんはこう言いました。
「人間は数字の魔力に勝てない。数字を追い続ければ、やがて暴走する。だからこそ哲学が必要だ。」
起業家の衝動の根っこには、哀しみを伴った強い怒りがあります。
「今の自分じゃ嫌だ」という切実な想い、社会に対する闘争心。
それが成功へのエネルギーとなり、同時に暴走の危険もはらむ。
この怒りを癒やすのは、ただ規模を拡大することではありません。
暴走しない成功のありかた
私が思う答えはこうです。
「自社ならではの持ち味を活かし、社会に役立つポジショニングを築くこと」
世の中に役立ち、感謝され、影響力を広げながら利益も確保する。
そうして自己存在感が満たされれば、怒りは少しずつ癒え、暴走にブレーキがかかる。
だからこそ「良くなる」方向へ舵を切ることが、起業家の幸せにつながるのです。
最初は「儲かる」からでいい
誤解しないでください。
私は「儲かる」ことを軽んじているわけではありません。
むしろ最初はそこから始めればいい。
まずは適正な利益を出し、経営の余裕をつくる。
その上で、会社を「良くする」取り組みに進めばいいのです。
どちらに進んでも、道は決して平坦ではありません。
だからこそ私はいつも、こう伝えています。
「迷ったら行け!」
あなたの挑戦をサポートします
起業家は、とても偏った存在かもしれません。
ですが私は心の底から、あなたに幸せになってほしいと願っています。
そのために、まずは「儲かる」道を一緒に歩き、その先の「良くなる」を目指しましょう。
ぜひお問い合わせ・ご相談ください。
全力でサポートします。
株式会社マーケティング・トルネード
佐藤昌弘より
以上